次に、効果的なコミュニケーションスキルの有無を、面接でどのように確認するかとい う点を見てみましょう。
最初に多くの面接官が見るのは「簡潔に要点を押さえた説明ができるか」という点です。
これはMRの皆さんであれば、こうしたコミュニケーションスキルがドクターとの面談の中で必要不可欠であることは誰もが理解されるのではないかと思います。従って、MRとして一定の実績をあげていれば、わざわざ面接で確認しなくても「そうしたコミュニケーションスキルは当然身につけている」と考えてもよさそうだと思われるかもしれません。しかし、面接官は「面接の場で得られた情報や心証」という「根拠」に基づく判断しかできません。従って、仮に面接の場で過度に緊張してしまって、説明に力が入りすぎて長くなってしまったような場合でも、面接では「コミュニケーションスキル面で不十分」という評価をされてしまう可能性があります。
同様に「質問の意図を的確に理解し、迅速・的確な返答ができるか」という点もコミュニケーションスキルの評価要素になります。これもドクターとの短時間の面談の中で、必要な情報を把握し、伝えるべきメセージを的確に伝えることの必要性を皆さん感じていると思いますので、面接でその点を確認されることに違和感は無いのではないかと思います。
3点目は「質問に具体的に答えられるか」という点です。これは、面接官は初対面の応募者の話を短い時間で正しく理解し、評価の判断材料を確認しなければなりません。そのためには、抽象的な話ではなく、具体的な行動レベルで話を聞く必要があります。こうした趣旨で質問をされた場合に、面接官が求める具体的な行動レベルで回答できないと、面接官は「判断するために必要な材料が得られなかった」という理由で、面接不合格となってしまう場合が多いと言えます。
最後に、面接官は初対面の応募者との、せいぜい1時間程度の面接時間の中で得られた情報で合否の判定をします。従って、面接では初対面の面接官に、自分の話を正しく理解してもらう必要があります。そのためには、上記のような「話の具体性」と共に「論理的に話す」ということも効果的です。 |